啓治さん...これは...一体...? ファンタジーちくわの「息遣いシリーズ」
あらすじ
双子の兄・椎名景(CV:岡本信彦)と弟・直(CV:島﨑信長)の日常。
レビュー ※注:本作はざっくり言えば下ネタCDである
笑えばいいと思うよ
シチュエーションを描いている=シチュCDということで、当ブログで取り上げることにした。「息遣いシリーズ」のタイトルを見れば、既にチェック済みの人は「アレね…(ゲンドウポーズ)」となるだろう。
このCDは兄弟の日常を描いた作品である。しかし、やたらと二人の息遣いや喘ぎが盛り込まれたやりとりが状況説明の無いまま展開されるため「これはBLスケベですか?」というミスリードを促す仕組みになっており、中々の珍...名作である。
例)やたら二人がハァハァしてるなと思ったら満員電車のシチュエーションだった。
早急にスケベを感じたい人におすすめ。
岡本さんの闇BL流通ルートが開拓されたことに当時の私は感動したし爆笑したが、残念ながらこの一作をもって廃道となったようである。
今もう一度二人に演じてもらったら、何倍もえっちな演技が飛び出すだろうな...と思う。
「ファンタジー」
本作、いや岡本シチュCD至上最もひどいと言っていいtrack5「先生と3人で」は以下のような始まり方である。
弟の直が美術準備室を訪れると、後藤先生と兄の景が怪しいことをしている。なぜか後藤先生が色気ある声を出している一方で、景は何かをはぐはぐ咥えながら、「げぇ、後藤、これデカすぎなんだけどぉ〜」などと困っている。それに対し後藤先生は「一気に口に入れるからだよ」と返す......。
よくまあ青二とプロ・フィットが許したものだと思ってしまうが、本作の発売元はAIR AGENCY、そして後藤先生役は社長・藤原啓治さんである。平伏不可避、五体投地。圧倒的強さを前にして、若手声優に逃げ場などないのである。
トラック終盤で聴くことができる兄弟二人の"はぐはぐ"シーンでは、心なしか両者の覚悟を感じる。
ちなみに前述したあらすじのオチは、「アツアツおでんに入っていたちくわを食べていた」だ。
岡本さんはキャストトークでこう語っている。
「1分たっても...なかなか冷め...やまないちくわ...って...やっぱ...すごい...なんでしょう......フィクション...ファンタジーちくわ」
余談
収録時のインタビュー